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■■        環境社会学会メールマガジン       ■■
                        第208号 2012/5/10
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目次
■環境社会学・修士論文発表会のお知らせ(リマインダ)
■環境社会学会・林業経済学会 研究例会のお知らせ(リマインダ)
■環境社会学会 第45回大会のお知らせと参加受付(リマインダ)

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┃■┃環境社会学・修士論文発表会のお知らせ(リマインダ)
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環境社会学会特別研究例会「環境社会学・修士論文発表会」を下記のとおり開催
します。

環境社会学会主催の修士論文発表会は、2001年度から継続的に開催していました
が、2010年度は東日本大震災の影響でやむなく中止にいたしました。2009年度も発表
者数が不足し、中止としましたので、3年ぶりの開催となります。
この例会は、環境社会学にかんする修士論文の成果を発表していただきます。例
年、聴衆からの建設的なコメントによって、発表者、聴衆の双方にとって新たな発見
がもたらされる充実した集まりになっています。
この例会を通じて、さまざまな大学院で同分野の研究をしている若手研究者の学
問的出会いの場、さらに今後の研究テーマを展望する上で貴重な意見交換の場にでき
ればと考えます。
なお、同日13時より、環境社会学会・林業経済学会合同の研究例会を開催します。
こちらもふるってご参加ください。

環境社会学会・林業経済学会 研究例会のお知らせ

日時:2012年5月12日(土)10:00-11:30
場所:法政大学市ヶ谷キャンパス
   ボアソナードタワー19階D会議室
   http://www.hosei.ac.jp/access/ichigaya.html
主催=環境社会学会

お問い合わせ先:茅野恒秀(岩手県立大学)
 chino[at]iwate-pu.ac.jp
    ↑[at]を@に変えて送信してください

<プログラム>

▼第1報告(10:00-10:45)

山下貴子氏(法政大学大学院)
 有機農業に対する『認証』の意味と『価値の根拠』
 --農家の生活史に着目した有機農産物基準問題の社会学的検討

・内容要旨:
本論文の課題は、日本の有機農産物認証制度の諸課題を、農家の生活史を通して
明らかにすることである。5名の農家の生活史を比較分析し、農家にとって「認
証」がいかなる存在であるのかを考察する。ここから、有機農業に対する認識と
評価のあり方を検討することを目指す。
分析の結果、農家の農法や販売方法には、個人の歴史やパーソナリティに規定さ
れた「生き方」という側面があることがわかった。消費者保護を目的とした第三
者認証制度が、意図せざる帰結として、農家が自身の農業を伝える「言葉」を制
限する機能を果たすことがある。「生き方」という側面をもつ価値実践に対して、
平準化・規格化を前提とした評価方法を当てはめることで、「認証」されるもの
と農家の「価値」に齟齬が生じている。農家の生活における「認証」が、多様な
意味をもって認識されていることを踏まえ、有機農業に対する適切な認識を、社
会に内面化していく必要があることを指摘する。

・キーワード:認証制度、産消提携、生活史、生き方としての農業

▼第2報告(10:45-11:30)

仁平裕之氏(東京大学大学院)
 農業者の主体性と意欲的な農業の展開条件-秋田県大潟村を事例に

・内容要旨:
これまでの農業・農村を捉える視点は、戦後の高度経済成長からの農村社会の大
変動という特殊な状況と相まって、マクロな社会構造から農村や農業を捉える方
法が取られてきた。
こうした中で、農業者は、農業近代化に向けた施策や農業政策など農村の外部か
ら変動要因を受ける、受け手として捉えられて来たと言える。
しかしながら、戦後の食糧難という時代の要請を受け、水田農業を行うことを目
的に八郎潟を干拓して生まれた大潟村では、1970年以後の減反政策下において農
業政策に追従する農家と離脱する農家とに2分し対立しつつも、独自の米流通や
産直の確立、有機栽培などの取り組みを先進的に行い、付加価値の高い米作りと
販売を独自に行って来た。
目まぐるしく変わる農業政策に翻弄されながらも自らの経営を維持すべく、それ
ぞれの経営戦略を立てながら農業を営んできた大潟村の農業者の姿を村の歴史か
ら紐解くことで、外部要因の受け手としてだけではない農業者の主体性について
の検討を行った。

・キーワード:八郎潟干拓、減反政策、自由米、稲作

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┃■┃研究例会のお知らせ(リマインダ)
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【環境社会学会・林業経済学会 研究例会のお知らせ】

テーマ:「日本の森林政策の課題と展望点:森林・林業再生プランをめぐって」

■司会者:山本信次(岩手大学)
■報告者:柿澤宏昭(北海道大学)
■コメンテーター:大倉季久(桃山学院大学)
         三木敦朗(信州大学)

 上記の研究例会の参考資料として、林野庁「森林・林業再生プラン」の紹介をさせて頂きます。ご参加予定の皆様は、事前に下記のウェブサイトに掲載されている「森林・林業再生プラン概要」についてお目通し下さい。

■参考資料掲載先ウェブサイト:
http://www.rinya.maff.go.jp/j/kikaku/saisei/index.html

■日時:平成24年5月12日(土) 午後13:00~16:30
■場所:法政大学市ヶ谷キャンパス 55/58年館 869教室
→地図は http://www.hosei.ac.jp/campus/ichigaya/index.html をご確認下さい。
■参加費:無料
■趣旨
 近年、世界的な資源獲得競争の激化や、生物多様性への注目等を受けて、自然資源の持続的かつ適切な利用・管理が強く求められている。
 その中で、民主党政権下の日本では、「森林・林業再生プラン」と銘打たれた政策が立案され、まさに実施に移されようとしている。戦後の日本では、建材需要を見込んで拡大造林が行われたものの、高度経済成長期以降、輸入材の導入、経営コスト上昇、木材利用の構造変動、国産材価格の低迷等を受けて、林業は停滞し、林地の荒廃も加速してきた。再生プランは、この状況の改善には国産材利用の活性化が不可欠として、2020年までに木材自給率を現在の20%程度から50%以上とし、国産材の生産量を5,000万?程度まで引き上げることを目標に掲げた。そして、その実現のために、現行の森林利用・管理システムを再編することを目的としている。
 本研究例会では、この再生プランを題材に、日本における自然資源管理政策の特徴・課題を浮き彫りにすることを目的とする。報告者として、再生プランの検討委員であった柿澤宏昭氏をお招きし、実際の政策立案に携わられた視点から、具体的な問題提起をお願いする。また、社会学の立場から戦後日本の木材利用の構造変動に着目されてきた大倉季久氏、林政・山村振興の観点から日本の林業問題を扱われてきた三木敦朗氏に、コメンテーターとして議論を喚起して頂き、自然資源の望ましい利用・管理についての理解を深めることを狙いとする。

■備考:本研究例会は、林業経済学会とのジョイント開催とさせて頂きます。
■お問合せ先:平野悠一郎(森林総合研究所) hiranoy[アットマーク]affrc.go.jp

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┃■┃環境社会学会 第45回大会のお知らせと参加受付(第二報)
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【テーマ】「住民主体の八郎湖再生に向けて:展望と課題」

【趣旨】 かつて日本第二の潟湖だった八郎潟は1960年代に干拓され、大潟村が建設されるとともに八郎潟の一部は調整池(通称、八郎湖)として残されました。1980年代以降、富栄養化による八郎湖の水質悪化が進み、大学による調査研究や行政による対策が進められてきました。2000年代半ばになると、住民による水質改善や環境再生の活動が活発になり、「八郎湖再生」という言葉が現実味を帯びてきました。
こうした経緯を経て、2007年八郎湖は湖沼水質保全特別措置法に指定され、2008年度から秋田県による「八郎湖水質保全計画(第1期)」が始まるなど、ようやく地域全体で八郎湖再生に取り組む「八郎湖再生新時代」が到来しました。
それから4年が経ち、残念ながら八郎湖の水質に顕著な改善傾向は見られていませんが、八郎湖の水質改善・環境再生・地域再生を一体的に進めるとする地域の機運は確実に高まっていると思われます。
そこで、本大会では「住民主体の八郎湖再生に向けて」をテーマに、1日目には6コースのエクスカーションとシンポジウム、2日目には自由報告セッションを企画しました。多くの方のご参加をお待ちしています。

【日時】 6月2日(土)9:00~17:00 6月3日(日)9:00~15:00(予定)
【場所】 ホテルサンルーラル大潟(秋田県南秋田郡大潟村)
【プログラム】(変更の可能性あり)
6月1日(金) 午後定例研究会、各種委員会など。
6月2日(土) 9:00~12:00 エクスカーション
①住民による八郎湖再生活動(八郎湖周辺)。コース概要:八郎湖の環境再生に取り組む周辺地域の住民団体の活動現場を見学します。
②住民による八郎湖再生活動(大潟村内)。コース概要:八郎湖の環境再生に取り組む大潟村の住民団体の活動現場を見学します。
③八郎潟干拓の歴史、干拓地の構造と水質問題。コース概要:八郎潟干拓の博物館、干拓地管理施設や圃場などを見学し、水質悪化の原因について学びます。
④大潟村の環境保全型農業。コース概要:大潟村は「環境創造型農業」を目指しています。各種の環境保全型農業の圃場や地域資源を利用した堆肥製造など先進的な取り組みを見学します。
⑤干拓による暮らしと地域の変化。コース概要:八郎潟に面した漁村集落を歩き、住民のお話を伺いながら、八郎潟干拓によって周辺地域の人々の暮らしと生業がどのように変わったのかを学びます。
⑥八郎湖漁業と佃煮産業。コース概要:八郎湖では今でもワカサギやシラウオを中心とする内水面漁業が営まれ、佃煮産業もがんばっています。八郎湖漁業の過去と現在を学びます。

13:30~17:00 シンポジウム「住民主体の八郎湖再生に向けて:展望と課題」
報告1「八郎湖再生の現状と課題」
報告2「八郎湖再生に向けた行政の取り組み」
報告3「住民の視点から見た八郎湖再生」
ディスカッション
18:00~20:00 懇親会(秋田の地酒を味わう「秋田風レセプション」)。
20:00~ 朝まで討論会
6月3日(日) 9:00~15:00(報告数によって終了時間に変更あり)

【参加申込期間】 2012年4月上旬~5月14日(月)

【参加受付サイト】http://www.formlan.com/form3/user/jaesakita0602/

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発行 環境社会学会 会長・宮内泰介(北海道大学)
          事務局
            大学生協学会支援センター内 環境社会学会事務局
                 〒166-8532東京都杉並区和田3-30-22
                 湯浅 陽一
                 E-mail: office[アットマーク]jaes.jp

□編集・送信 湯浅陽一(理事 関東学院大学)
□メールアドレス・住所・所属など個人情報の変更、メールマガジン掲載依
頼、その他のお問い合せは、学会事務局までお願いいたします。
□年会費の振り込みは、郵便振替口座:00530-8-4016 口座名:環境社会学会
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