『環境社会学研究』 第3号

特集 コモンズとしての森・川・海
コモンズの利用権を享受する者 鳥越皓之 5
コモンズとしての熱帯林─カリマンタンでの実証調査をもとにして─ 井上真 15
森林からみるコモンズと流域─その歴史と現代的展望─ 三井昭二 33
長良川河口堰の事業評価─河川開発事業の検討─ 在間正史 47
河川環境事業としての「多自然型川づくり」─1970年代以降における建設省・河川環境行政史─ 田中滋 58
生活実践からつむぎ出される重層的所有観─奈呉湖周辺の共有資源の利用と所有─ 嘉田由紀子 72
なわばりと共有思想─1890年代日本の内水面における水産資源の変動と環境間題─ 秋道智彌 86

小特集 流域の環境保全
環境問題への接近 橋本克彦 101
水資源の過剰開発とその帰結 森瀧健一郎 105
ダムの経済的・社会的・環境的影響─アメカはなぜダム造りをやめたのか─ 鷲見一夫 110
水と郡上八幡 森瀧健一郎 105

特別寄稿
Political Opportunity Structure and the Rise of Environmental Protest in Japan Jeffrey Broadbent 121

論文
巻町「住民投票を実行する会」の誕生・発展と成功 田窪祐子 131
「自然保護」再考─青森県脇野沢村における「北限のサル」と「山猿」─ 丸山康司 149
環境問題における所有論の限界と環境保全の論理構成 井上孝夫 165
近代社会における互酬と環境─共的セクターへの視座─ 品田知美 179
環境に関する知識格差に与えるメディアの効果 青柳みどり 196
水俣病患者第二世代のアイデンティティ─水俣病を語り始めた「奇病の子」の生活史より─ 原田利恵 213

研究ノート
関西空港・陸上ルート問題─環境影響評価の再検討と今後の展望─ 南部義典 229