『環境社会学研究』 第5号

特集 地域環境再生の社会学
川崎市における地域環境再生 永井進 5
山村再生と環境保全運動─「自由文化空間」と「よそ者」の交錯─ 松村和則 21
英国のグラウンドワークにみるパートナーシップによる地域再生 小山善彦 38
地域社会に経済を埋め戻すということ─「琉球エンポリアム仮説」から地域通貨論へ─ 多辺田政弘 51

小特集 地域から環境再生をめざして
山村のむらおこしとエコロジー 沢畑亨 71
屋久島を守るということ 長井三郎 74
「森は海の恋人」 畠山重篤 78
京町家の再生 小島冨佐江 82
廃棄物処理の現場から見るダイオキシン問題 関口鉄夫 86

論文
環境正義運動における住民参加政策の可能性と限界─米国ルイジアナにおける反公害運動の事例─ 原口弥生 91
コモンズとしての写し巡礼地 近藤隆二郎 104
カナダ先住民と土地財産権─リルワットネーション居留地におけるコモンズの形成と衰退─ 根本昌彦 121
エコ・ツーリズムの分析視角に向けて─エコ・ツーリズムにおける「地域住民」と「自然」の検討を通して─ 菊地直樹 136
地域環境運動の意志決定と住民の総意─岐阜県X町の長良川河口堰建設反対派の事例から─ 足立重和 152
地域環境問題における「地元」─中海干拓事業を事例として─ 淺野敏久 166
ごみ処理事業における政策実施過程─埼玉県大宮市を事例に─ 石垣尚志 183
廃棄物コンフリクトのマネージメント手法としての社会環境アセスメント─長野県阿智村の事例から─ 土屋雄一郎 196

研究動向
戦後日本の社会学的環境問題研究の軌跡─環境社会学の制度化と今後の課題─ 堀川三郎 211

研究ノート
第三世界のポリティカル・エコロジー論と社会学的視点 金沢謙太郎 224
歴史的環境保全における「歴史」の位置づけ─町並み保全を中心として─ 牧野厚史 232