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■■         環境社会学会メールマガジン         ■■
第83号 2006/6/1
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目次

■ ティモシー・ジョージ氏「水俣病」講演会のお知らせ

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┃■┃ ティモシー・ジョージ氏「水俣病」講演会
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法政大学多摩環境委員会環境教育部会主催講演会
《アメリカの歴史学者が語る水俣病》

【講演会の趣旨】
水俣病公式確認から50年。水俣病は依然として人類と環境にとって大きな事件であり続けています。最高裁判決以後の患者運動の新たな展開や,環境省の対応までを含めて,海外の研究者は水俣病をどのように見ているのでしょうか。自ら水俣に住み込んで,水俣病の歴史と戦後日本という時代を見つめてきた歴史学者ティモシー・ジョージ氏を迎え,お話頂きます。

講演題目:
「水俣病——戦後最悪の公害事件に日本はどのように対応してきたのか」
講師:
ティモシー・ジョージ氏(米国ロードアイランド大学歴史学部助教授)
日時:
2006年6月9日(金)15:10-16:40
場所:
法政大学多摩キャンパス・社会学部A棟(4号館)303教室
キャンパスまでの交通
http://www.mt.tama.hosei.ac.jp/campus/koutsu.html
キャンパス案図
http://www.mt.tama.hosei.ac.jp/campus/shisetsu.html

司会・通訳:
堀川三郎(法政大学社会学部助教授)

【講演概要】
1950年代前半,漁業と工業の街・水俣では,猫が「狂い踊り」をして死んでいった。1956年,「奇病」はついに人間にも発症したことが報告されるにいたる。間もなく,株式会社チッソ水俣工場から水俣湾内に排出された有機水銀によって,患者の脳と神経システムが破壊されたのだということが判明した。水銀は魚の体内に吸収・濃縮され,被害者はそれを食べていた。数百人がこの汚染で亡くなり,影響を被った人々は無数にいる。「水俣病」は,急激な経済成長の影のシンボルとなり,また,世界でも最悪の長期工業汚染災害である。患者,チッソ,中央と地方の行政,メディア,問題を憂えた全国の市民達——1950年代から現在にいたるまでの,こうした人々の水俣病への対応は,公害の恐ろしさとともに,戦後日本という時空について,実に多くの教訓を残してくれている。

【講師紹介】
Prof. Timothy S.George. Ph.D. in History, Harvard University. 現在,米国ロードアイランド大学歴史学部助教授で,専門は日本近現代史,アジア史。2004-2005年にかけては母校ハーヴァード大学歴史学部で客員助教授として現代日本史やアジアの環境史を講義。家族とともに水俣に住み込んでの綿密な調査に基づいて書かれた氏の博士論文は,2001年に刊行されている。(Minamata: Pollution and the Struggle for Democracy inPostwar Japan.Cambridge, MA: Harvard University Asia Center,2001)この他にも,足尾鉱毒事件や田中正造の思想,自由民権運動についての著作がある。

【問い合せ先】
法政大学環境センター(多摩)
〒194-0298 東京都町田市相原町4342
法政大学多摩事務部総務課内
Tel: 042-783-2081

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□発行 環境社会学会 会長・寺田良一(明治大学)
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