研究例会「環境社会学は震災後の社会をいかに語りうるか」(12/3)のお知らせ

「環境社会学は震災後の社会をいかに語りうるか:
『震災と地域再生 石巻市北上町に生きる人びと』から考える」

■日 時:2016年12月3日(土)17:15 ~ 20:00(17時から受付開始)
■場 所:関西学院大学大阪梅田キャンパス(K.G.ハブスクエア大阪)14階1405教室
http://www.kwansei.ac.jp/kg_hub/access/index.html
※翌日の学会大会とは会場が異なりますので、ご注意ください。
■参加費: 無料 
■申 込: 不要

 ■企画趣旨:
東日本大震災から5年以上経ち、東北の被災地は、どこまで「復興」したのでしょうか。被災地で暮らす人びとや全国に避難されている人びとは、現在の「復興」や「地域再生」のあり方に対して、いかなる思いを抱き、日々の暮らしを営まれているのでしょうか。震災後、わたしたちは、どのようなパラダイム転換を必要としているのかについて、一度じっくりと考えてみたいと思います。
環境社会学会では、2011年に、震災・原発事故問題特別委員会を立ち上げ、日本社会学会、地域社会学会、日本都市社会学会とともに社会学系4学会合同集会や研究会の開催、被災地でのエクスカーションの企画運営に取り組んできました。本年度は、これまで5年間にわたる環境社会学および隣接諸分野における研究成果を総括した文献目録の作成に取り組んでいます。今回は、現在作成中の文献目録の中から、重要な環境社会学的震災研究の一冊として本書を選びました。
本書は、長期にわたる緻密な現地調査をもとに、人びとの生業の変化や高台移転をめぐる地域住民の声を丁寧に掬い上げた豊富な聞き書きを通じて、長い時間軸の中で震災や復興を考えるための多様な論点を提示した共同研究としてまとめられています。
今回の研究例会では、「震災と地域再生」をテーマに、前半では、宮内泰介氏と黒田 暁氏による著者解題を行い、田中重好氏による本書に対するコメントと問題提起を行います。後半では、編著者による応答、さらに原発事故も含めて東日本大震災により顕在化した問題、ミクロな生活世界とマクロな社会構造との関係性、災後の社会のあり方、環境社会学が取り組むべき課題について論じながら、環境社会学は震災後の社会をいかに語りうるかをフロア全体で考えます。

西城戸誠・宮内泰介・黒田 暁編,2016,『震災と地域再生 石巻市北上町に生きる人びと』法政大学出版局

【著者解題】 宮内泰介氏(北海道大学)、黒田 暁氏(長崎大学)
【コメンテーター】田中重好氏(名古屋大学)
【司会】 山本早苗(常葉大学)
■主催:環境社会学会 震災・原発事故問題特別委員会
■連絡先:syamamoto(アットマーク)fj.tokoha-u.ac.jp(常葉大学 山本早苗)