第55回大会 公募型企画セッションの報告者募集のおしらせ(締切:5/9)

 来る6月3・4日に信州大学にて開催される第55回大会では、会員による企画セッション型による大会運営が予定されています。3月31日に企画募集を締め切った結果、4つの企画セッションの応募がありました。そのうちの以下の2つは、企画者がこのテーマに見合った報告者を公募するかたちをとっています。以下の企画セッションにて報告を希望する会員は、以下の要領で担当委員までお申し込みください。

■報告申し込み方法
報告の申し込み締切:2017年5月9日(火)
申し込み方法:以下の項目に記入した電子メールを、研究活動委員会・足立重和(追手門学院大学)まで提出してください。 
メール:shadachi[アットマーク]otemon.ac.jp(お問い合わせも、上記のアドレスまでお願いいたします)

※申し込み締め切り日から数日程度で担当より企画セッションでの報告可能かどうかの通知をいたします。なお、企画セッションへの申し込み多数の場合は、自由報告に回ってもらう可能性があります。ただしその場合、自由報告の申し込みに準じて、学会にふさわしい内容であるかどうかを研究活動委員会で審議いたします。

【申し込み記載項目】
報告タイトル:
報告者氏名、所属:
報告者連絡先(住所・電話・Fax・Eメール):
希望する企画セッション・テーマ名:
報告要旨*:
使用希望機器(会場の都合により希望にそえない場合もあります):

*報告要旨の形式:文字数2800字以内。要旨集は各報告2頁(A4)で組みます。
図版(2枚まで)を入れる場合は、目安としてB5一枚の大きさを1400字に換算して、字数を調整してください。

*自由報告の応募の際の要旨執筆、および報告原稿作成時において、誤字脱字、内容に関する引用トラブル、フォーマットからの逸脱による報告要旨集作成のトラブルなどが相次いでおります。ご自身によるチェックの徹底をお願いします。

*要旨集に掲載されたタイトルを報告時に変更することのないようご留意ください。

報告を募集している企画セッションは、以下のとおりです。奮って申し込みいただきますよう、お願いいたします。

【1】
企画者氏名:西城戸誠・丸山康司
企画者所属:法政大学・名古屋大学
企画セッション・テーマ名:「アクチュアルな環境社会学」を考える
趣旨:(400字程度)

 環境社会学は設立当初から政策志向を有し、特に政策から相対的看過された存在-「住民」の場合もあれば、「被害者」の場合もある-に焦点を当て、社会的な問題として取り上げることで政策に反映させようとしてきた。それは政策過程においてさまざまなアクターが関わるガバナンスが重視されるようになってからも、多様なアクターの「言い分」を「記録」に最低限残すことが、環境社会学の一つの役割であると考えられる。その一方で、事後的に事例を後追いするのではなく、「いま、ここ」の現場に対して、これまでの研究知見を元に俯瞰し、社会的な問題を未然に防ぐための「介入」をするという政策志向もあるのではないだろうか。
 価値や規範の相対化、脱構築を続けてきた社会科学の潮流とは異なった「規範科学」のあり方が、東日本大震災と福島第一原発事故以降、社会学の中でも胎動していると思われる。もっとも、本企画セッションでは、「社会学が役に立つのかどうか、役に立つべきかどうか」という二項対立的な議論をするのではなく、アクチュアルな現場にどのように対峙するのかという問いを立てることで、政策学としての環境社会学の可能性や、それが十分に展開できない時の環境社会学の役割について、フロアーの参加者とともに、考えていきたい。

報告予定者氏名・所属:
 丸山康司(名古屋大学)
 山本信次(岩手大学)
 西城戸誠(法政大学)→コーディネーターだけに回る場合もあります
 福永真弓(東京大学)

【2】
企画者氏名:森久 聡
企画者所属:京都女子大学企画セッション・テーマ名:歴史的環境保全と観光まちづくりの社会学
趣旨:(400字程度)

文化庁が「日本遺産」をスタートしたことに象徴されるように、地域の歴史的な遺産が観光資源として地域活性化に活用されるようになり、それらは大衆的な消費の対象になってきている。むしろ、消費の対象になりうるものだけが「保存」されるべきものとして選ばれる状況すら生じている。つまり現代における歴史的環境を保全する社会的な営みのなかで「観光化」は不可避的に生じる現象なのである。
これに対して環境社会学では、歴史的環境保全の社会学として、歴史的な遺産の保存や観光開発とまちづくりは、重要な領域とみなされてきた。しかしながら、歴史的環境の保全を観光と消費の視点から自覚的・積極的に探求してきたとは言い難い。そこで、本セッションでは、歴史的環境保全の現場から、「観光化」とまちづくり・地域活性化の現状分析と視点構築に注目して報告を募集する。国内外の事例研究はもちろん、計量的研究や研究・学説史のレビュー、理論研究も歓迎したい。

他の報告予定者氏名・所属:森久聡(京都女子大学)、平井健文(北海道大学大学院)、吉村真衣(名古屋大学大学院)